ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が語る人生と食のストーリー

「食は人生の楽しさと人との繋がりを教えてくれる」

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住谷知厚の極意

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住谷さんへのインタビューシリーズ第17回!
前回は「情報収集術」についてお伺いしましたので、まだご覧になっていない方はぜひこちらからどうぞ。
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ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が語る即実践できる情報収集術

今回は住谷さんにご自身の40年間の人生を振り返ってもらい、「食事」をテーマにじっくりお話を伺いました。

幼少期の食の楽しみ

松村

松村

今日は住谷さんの食の話を中心に聞いていこうと思ってます!色々あると思いますが、まずは幼少期の「食」に関する思い出やエピソードなんかあればお聞きしたいです!

住谷知厚

住谷知厚

なんだか、お腹が空いてくるテーマだね(笑)。「三子の魂、百まで」なんて言うけど、僕は小さい時から今でもコロッケとポテトサラダが好物なのは変わらないね。

松村

松村

住谷さんはその2つが本当に好きですよね!他に思い出とかあります?

住谷知厚

住谷知厚

他だと山口に住んでいた祖父母のところに夏休みに帰省すると、七輪でうなぎを焼いてくれてたのは懐かしい思い出だね。タレも手作りで、香ばしい香りと祖父母の愛情が一緒に味わえる体験は、今でも鮮明に覚えている。あと、おじいちゃんと一緒に刺身を食べたことも忘れられないね。

松村

松村

小さい頃から食事が家族との時間や思い出と結びついていたんですね。

住谷知厚

住谷知厚

そうそう。幼少期の食事って、単に栄養補給だけじゃなくて、人生の楽しさや人との繋がりを教えてくれるものだと今も思うよ。

駄菓子と母の弁当

住谷知厚

住谷知厚

小中学校の頃は駄菓子屋に通って、きなこ棒や5円チョコとか買って毎日楽しんでいたね。あの頃はJリーグチップスも流行っていて、友達とカードを交換したりしてたのは懐かしいよ。ちょっとした買い物でも自分で考えてお金を使う経験が自然と身についた気がする。

松村

松村

なるほど。小さな選択の積み重ねが、将来の考え方にも影響してるんですね。

住谷知厚

住谷知厚

うん、限られたリソースでどう楽しむかを考える習慣は、今のビジネスにも活きてるね。あと中学校の頃、サッカーの試合に行く日には、母の作るお弁当が楽しみだったのはよく覚えているな。山盛りのおにぎり、からあげ、卵焼きが入っていて、シンプルだけど食べ盛りの僕には最高のランチだったね。

松村

松村

母親の愛情が詰まった弁当、素敵な思い出ですね。

高校生と受験期の食生活

住谷知厚

住谷知厚

高校時代は特にこれといった食の思い出はないけど、大学浪人中は朝ごはんとして「ワンダモーニングショット」とコンビニの菓子パン1個を毎日食べながら、東進ハイスクールの開校を待っていたな。受験期は母がゲン担ぎでとんかつを作ってくれたんだけど、心配性の母は生焼けにならないように念入りに揚げすぎて真っ黒になることも多くて、今となっては懐かしい笑い話だね。

松村

松村

それもまた母親の愛情ですよね。

住谷知厚

住谷知厚

そうそう。母の得意料理「ポークピカタ」もよく食卓に並んでたな。高校時代はテニスに夢中だったけど、母はあまり興味がなかったから、試合の時は素っ気ない感じだった。でも受験勉強は家族全員でサポートしてくれて、一体感が生まれたのが強く印象に残ってる。

松村

松村

家族のサポートは、やっぱり大きいですね。

住谷知厚

住谷知厚

そう。食事って、栄養だけでなく、心も満たしてくれるんだよ。あの頃から、食事と気持ちの関係を意識していたかもしれないね。

大学生の節約生活と食の工夫

住谷知厚

住谷知厚

大学生になると、一人暮らしや起業を経験したこともあって、節約をテーマに食事をしていたな。丸美屋の「チャーハンの素」には本当にお世話になったよ笑。簡単に作れるから時間もお金も節約できたからね。

松村

松村

一人暮らしの知恵ですね。

住谷知厚

住谷知厚

あと、日吉キャンパス近くの「とんかつ三田」は量が多くて、ご飯と味噌汁もおかわり自由。学生でもお腹いっぱい食べられるから、お金がない時には助かる場所だったな。今は閉店してしまったのが残念だけど、当時は節約しながら食事を楽しむ大事な経験になったね。

起業初期の貧乏時代と食事

住谷知厚

住谷知厚

28歳で独立・起業したときは、生活費を稼ぐためにバイトをしていたね。バイトを選ぶ時は賄いが出るところを優先して応募してたけど、塚田農場で働かせてもらった店長には本当に感謝してる。美味しい賄いも出してもらったのも大きいけど、何より飲食経験のない当時の自分が面接の時に話した夢を真っ直ぐ受け止めて、僕を採用してくれたからね。

松村

松村

賄いが絶対条件でバイト探しもおもしろいですが、何よりも素敵な店長さんとの出会いも大きいですね。

住谷知厚

住谷知厚

あと、先輩経営者に焼肉をご馳走になったことも心に残ってる。その時は事業がうまくいかない時で我ながら気が滅入っていたんだけど、何も言わずにサッと連れて行ってくれて気持ちをリフレッシュさせてもらったよ。そういう経験を通じて、僕も周りを励ませる経営者でありたいと思った。食事って、単なる栄養補給だけでなく、人との信頼関係を育てるツールにもなるんだよ。

現在の食事とビジネス

住谷知厚

住谷知厚

事業一本で生活できるようになった当初は、家の近所のコンビニでちょっと豪華なお弁当を昼に買えるようになったことも嬉しかったけど、今一番嬉しいのはワクセルを通じて知り合ったコラボレーターの方のお店に気兼ねなく行けることだね。

松村

松村

自由に楽しめる食事も最高ですが、友人や仲間のお店で思いっきり買い物ができるのも良いですね。

住谷知厚

住谷知厚

あとはビジネスで得た収入で父の還暦祝いに、竹芝から出るフェリークルーズでフレンチフルコースをプレゼントしたこともあったけどあれは本当に最高だったね。稼いだお金を使って誰かに喜んで貰えるのは嬉しいよ。

食と人との繋がり

住谷知厚

住谷知厚

美味しいものを食べられるだけでも幸せだけど、誰と一緒に食べるかで、その体験の価値が何倍にもなる。これはビジネスでも同じで、信頼関係やコミュニティを大切にしていくことが、長期的な成果につながるんだ。食事を通じて、人との関係性を育むことが、僕の人生を豊かにしてくれているなって思うよ。

松村

松村

食を通じて学ぶことって、想像以上に多いですね。

住谷知厚

住谷知厚

うん。だからこそ、どんな小さな食事でも、その時間を大切にしてほしい。ビジネスの現場でも、食事の場でのコミュニケーションが大きなチャンスを生むことも多いからね。

松村

松村

今日は人生と食の話を聞かせていただき、ありがとうございました!

住谷知厚

住谷知厚

こちらこそ!松村くんも、食の時間を大切にすると、人生も仕事も広がるから、ぜひ意識してみてね。

〈取材・文=松村/撮影=松村〉