ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が20代の時にやって良かったこと

「チャレンジを楽しむことが大きな経験と財産になる」

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住谷知厚の極意

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住谷さんのインタビューシリーズも、いよいよ第9回目に突入!
前回は、住谷さんが影響を受けた経営者について熱く語っていただきました。

(前回の記事はこちらから)
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ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が影響を受けた経営者たち

ソーシャルビジネスコミュニティ『ワクセル』の総合プロデューサーとして活動する住谷知厚さん。

https://waccel.com/aboutus/

今回は、住谷さんが20代の時に大事にしてきたことについて、たっぷりお話を伺いました。

お話を聞けば聞くほど、波乱万丈な20代を過ごされてきた住谷さん。その多くの経験が現在の『ワクセル』の運営にも活かされていることがよく分かります。

20代のうちに挑戦して良かったことはありますか?

松村

松村

若い時だからこそ挑戦できることって色々あると思いますが、住谷さんが20代の時に「これはやって良かったな!」って思うことがあれば、ぜひお聞きしたいです!

住谷知厚

住谷知厚

20代の時か…。逆に松村くんは何かある?

松村

松村

えっ!?僕ですか?そうですね…強いて言えば、転職は大きなチャレンジでしたが、やって良かったと思いますね。

住谷知厚

住谷知厚

なるほどね。松村くんも思い返すと、ドキドキしたけどやって良かったことって出てくるよね。
僕の場合は「20代のうちにやるべきことをやった」っていうのが、ある意味挑戦して良かったことかなって思ってる。

松村

松村

「やるべきことをやる」ですか?具体的にどういうことなのか、お聞きしても大丈夫ですか?

住谷知厚

住谷知厚

20代って、つい目先の楽しいことに流されがちだけど、僕は「理想の将来に向けてやるべきこと」にフォーカスして、具体的に何をすべきか考えて、それを実践してきたんだよね。
その「やるべきこと」は人それぞれ違うと思うから、まずは「理想の将来」を描いてみることが大事だと思う。

松村

松村

描いた夢に向かって、必要なことを実践するんですね!

住谷知厚

住谷知厚

そうそう!特に「即実践」が大事だと思う。20代はいい意味でリスクも世間的な制約も少ないから、そういう時期に思い切ってチャレンジするのは最高だと思うな。

新社会人の時に新しいことにチャレンジするために意識していたことはありますか?

松村

松村

先ほどの質問で将来に向けてチャレンジしていくことの重要性は分かりました。ただ、自分も経験があるのですが、社会人1〜2年目の時って日々の業務に振り回されて、中々新しいことにチャレンジするための一歩が踏み出しにくかったなと。
住谷さんもそんな時があったと思うのですが、振り返ってみた時に意識しておけば良かったと思うことはありますか?

住谷知厚

住谷知厚

まあ、新しい会社で働き始めること自体も新しいチャレンジだとは思うけど、それが「主体的」かどうかが大事だよね。
入社当初は「この会社でこうなっていくぞ!」って主体性があると思うけど、松村くんが言う通り、日々の業務が忙しくなると、会社に言われることをただ受け身でこなすようになると話は変わってくるよね。

松村

松村

うわ〜、めっちゃ身に覚えがありますね…。社会の波に飲まれるというか、「忙殺」って言葉が一番しっくりくる感じですね。

住谷知厚

住谷知厚

だから「自分で目標を決める」ってことが大事になってくるよね。自分で決めないと、誰かに「あなたの目標はこれね!」って決められて、自分でもどこに向かっているのか分からない、行き当たりばったりな人生になっちゃうよ。
どんなに忙しい中でも、自分の夢を忘れないように紙に書き出すとか、思い返せる仕組みを作ることは大事かもね。

「失敗したらどうしよう」と不安になる気持ちに打ち勝つ方法はありますか?

松村

松村

夢を描いてチャレンジすることは大切だと思うのですが、ついつい「もし失敗したらどうしよう」と、経験が少ない20代だからこそ不安な気持ちも出てくると思うんですね。
住谷さんも良い経験もそうではない経験も沢山されてきたと思いますが、不安になる気持ちとの向き合い方について教えていただけますか?

住谷知厚

住谷知厚

うーん、そもそもの質問を否定するようで申し訳ないんだけど、僕は「失敗したらどうしよう」って悩んだことがほとんどないんだよね。だって、まずやってみないと良いも悪いも分からないと思うんだよね。

松村

松村

確かに、やってみて初めて結果が出ますからね。

住谷知厚

住谷知厚

そうなんだよ。やる前から失敗を心配するより、僕は「どうやったらできるのか」「自分が成功することをよりイメージできる情報を取り入れる」ことに注力してきたよ。それが良かったと思う。
常に自分の足取りが軽くなるような、ポジティブな情報を知ることは大事だと思うよ。

松村

松村

ただ、住谷さんも全く失敗がなかったわけではないですよね。失敗した時に、どのように向き合ったか教えていただけますか?

住谷知厚

住谷知厚

もちろん失敗はたくさん経験してきたよ。やっぱり、その時は多少はへこむね〜(笑)。でもね、そういう時ほど、なんだか笑えてくるんだよね。
大学生の時に起業して失敗した時も結構追い込まれたけど、そこまで行くと今の状況が笑えてくるし、「これ以上は悪くなりようがないじゃん!」って思えると前向きな力が湧いてくるんだよね。
だから、失敗すること自体は良いと思うけど、その失敗をどう捉えるかが重要なんだ。
「やってしまった、どうしよう」と今の失敗をネガティブに捉えるのか、「次はどうやったら上手くやれるかな」と、失敗を糧に前に進む原動力に変えるのか。これ次第で、人生は本当に大きく変わると思うな。

松村

松村

めちゃくちゃ大事ですね。物事をどう捉えるかで結果が大きく変わるのがイメージできました!

住谷さんが「20代の住谷知厚」にアドバイスを送るなら、何を送りますか?

松村

松村

公私ともに絶好調な住谷さんが、20代の自分にアドバイスを送るとしたら、どんな言葉をかけますか?

住谷知厚

住谷知厚

うーん、そうだな。「お酒はいっぱい呑めよ」かな?(笑)

松村

松村

いやいや、どんなアドバイスですかー!笑、なんなら住谷さんが実践してることだし。もっとメンタル的なアドバイスをお願いしますよ〜(汗)。

住谷知厚

住谷知厚

分かってるよ〜(笑)。じゃあ真面目に答えるなら、「人脈は大事にしよう」かな。
特に20代前半の自分には、近い年齢の友人ばかりでなく、もっと年上の人たちとも積極的に繋がりを作って、先人たちの経験を学べる場所や人脈を築いておくことの重要性を伝えたいね。

松村

松村

確かに、自分から動かないと年上の方がいるコミュニティと繋がるのは難しいですよね。

住谷知厚

住谷知厚

その通りだね。僕の場合は27歳から人脈を意識的に作り始めたけど、その3年間で築いた人脈が、今の自分にとって掛け替えのない財産になっているよ。

改めてだけど、20代でチャレンジした経験はその後でも大いに役立つことばかりだと思うんだ。新しいことにチャレンジする時はドキドキする、でもその先には大きな経験財産が待っているから、どうせやるなら楽しくやっていこう!

〈取材・文=松村/撮影=松村〉