ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が語る友情の極意

「互いのことを真に理解し合える友人が1人でもいる幸せを知って欲しい」

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住谷知厚の極意

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住谷さんへのインタビューシリーズ11回目!
前回は「格言」について伺いましたので、興味のある方は是非そちらも読んでいただければ幸いです。

(前回のインタビューに関する記事はこちら)
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ワクセル総合プロデューサー住谷知厚が選ぶ人生に影響を与えた格言

ワクセル総合プロデューサーとして、多くの人と関わり、さまざまなプロジェクトを成功に導いてきた住谷知厚さん。

https://waccel.com/aboutus/

学生時代とは違い、大人になったらどうすれば深い友情を築けるのか。

今回は、住谷さんに「社会人になってからの友情の在り方」について話を伺いました。

Q1:住谷さんが友人関係で大切にしているポイントは?

松村

松村

「本日は住谷さんが思う「友情」について色々お話を伺っていこうと思いますが、社会人になってからの友情って、学生時代とはまた違う難しさがありますよね。」

住谷知厚

住谷知厚

「確かに、社会に出ると友情の形が変わるよね。大事なのは、完璧な自分を見せることよりも、自分のダメな部分も出せることが大事だと思うんだよね。」

松村

松村

「ダメな部分も、ですか?」

住谷知厚

住谷知厚

「そう、人って綺麗なところだけじゃないじゃん?仕事でミスすることもあるし、落ち込む日もある。そういう部分も隠さずに見せられる関係が、本当の友情じゃないかな。お互いに対等で、弱さを見せても孤立させない関係だね。」

松村

松村

「社会人になると、どうしても周りに対して良く見せようとしちゃうから、そういう関係を築くのって難しいですよね。」

住谷知厚

住谷知厚

「確かにね。特に会社だと、役職や立場があるから、完全に対等にはなりにくいよね。だからこそ、プライベートでの人間関係はもっと肩の力を抜いて、自然体でいられることを意識してるかな。」

Q2:社会人からの友人作りはどうしてますか?

松村

松村

「学生時代って、学校という場があったから自然に友達ができましたよね。でも社会に出ると、そういう環境がないから難しいなって感じることも多くて…。」

住谷知厚

住谷知厚

「そうなんだよね。学生時代は、学校が場所を用意してくれてたから、同じ体験を共有することで自然と仲良くなれたんだよね。部活とか文化祭とか、共通の経験が友情を深めるきっかけになってたと思うよ。」

松村

松村

「社会人になると、そういう“体験を共有する場”って少なくなりますよね。」

住谷知厚

住谷知厚

「そう。でも、だからこそ、大人になったら自分たちでその場をつくることが必要だと思うんだよね。ワクセルでもイベントや交流会を積極的にやっているけど、あれはまさにそのためにやってる。最初の一歩を踏み出すのってエネルギーがいるけど、そこを超えれば新しい関係が生まれるからさ。」

松村

松村

「確かに、年齢を重ねるほど、新しい関係を築くのが億劫になりますよね。」

住谷知厚

住谷知厚

「そうだよね。でも、少しの勇気を持って一歩踏み出せば、そこから深まる友情もある。だからこそ、主体的に行動したり、自分をアピールすることが大事なんだよね。」

Q3:あなたには「一緒にいたい」と思える友人はいますか?

松村

松村

「そういう環境で出会った人たちとの関係が、今の住谷さんを支えてる部分もあるんでしょうね。」

住谷知厚

住谷知厚

「間違いなくそうだね。特に印象に残ってる言葉があってさ。『1億人が敵になっても、私は味方だよ』っていう、『佐賀のがばいばあちゃん』のセリフなんだけどね(笑)。この言葉を思い出すたびに、数じゃなくて“本当に信頼できる人が一人でもいること”の大切さを実感するんだよ。」

松村

松村

「心強い言葉ですね。」

住谷知厚

住谷知厚

「うん。友人の数が多いことが大事なんじゃなくて、『この人と一緒にいたい』と思える人が一人でもいることが、すごく価値のあることなんだよね。しかも、その人が遊び友達でもあったら、さらに最高だと思わない?」

松村

松村

「確かに、仕事だけのつながりじゃなく、気軽に遊べる関係って大事ですよね。」

Q4:友人関係の極意は「仲間になる前から、仲間として接する」こと!

松村

松村

「住谷さんは、ワクセルでもさまざまな人と関わってますよね。そこでの人間関係の築き方で意識してることはありますか?」

住谷知厚

住谷知厚

「うん、仲間になってから仲間として接するんじゃなくて、仲間になる前から仲間として接することを意識してるかな。」

松村

松村

「それって、具体的にはどういうことですか?」

住谷知厚

住谷知厚

「たとえば、コラボレーターに対しても、仕事のパートナーっていう枠を超え『この人と一緒に何かをつくっていきたい』って気持ちで関わるようにしてるんだよね。そうすると自然と距離が縮まるし、より深い関係になれる気がするんだよ。」

松村

松村

「そういうスタンスがあるからこそ、ワクセルには魅力的な人が集まってくるんでしょうね。」

住谷知厚

住谷知厚

「かもしれないね。でも結局、大切なのは変わらないよ。対等でいること、素直でいること、相手を孤立させないこと。これは、学生時代でも社会人になってもずっと一貫して大切にしたいことだね。」

Q5:これからも、一緒に未来をつくっていきたい!

松村

松村

「今日のお話を聞いて、改めて住谷さんが大切にしている『対等でいること』や『素直でいること』って、すごくシンプルだけど忘れがちなことだなって感じました。」

住谷知厚

住谷知厚

「そうだね。どれだけ忙しくても、どれだけ環境が変わっても、人との関わり方の本質は変わらないと思ってるんだよね。特に社会人になると、意識しないと本音で話せる関係って作りにくいからこそ、そこは大事にしたいなって。」

松村

松村

「確かに、仕事や立場があるとつい距離を置いちゃったりしますもんね。でも、そんな中でも一緒に何かを乗り越えた仲間とは、深い絆が生まれるんだろうなって思います。」

住谷知厚

住谷知厚

「そうだね。やっぱり、同じ体験を共有して、乗り越えた仲間って特別だよね。ワクセルも、ただのビジネスの場ではなくて、そんな仲間を増やしていける場にしたいんだ。」

松村

松村

「素敵ですね。じゃあ最後に、これから新しい友情を築きたいと思っている人に、住谷さんからメッセージをお願いします!」

住谷知厚

住谷知厚

「うん、まずは一歩踏み出してみることかな。社会人になると新しい関係を築くのが億劫になりがちだけど、最初の一歩を踏み出すことが何より大事。でもね、仲間になってから関わり方を変えるんじゃなくて、出会った瞬間から仲間として接してみる。そうすれば、自然と心を開ける関係が生まれると思うよ。」

松村

松村

「なるほど…今日の話を聞いたら、なんだか僕も新しい人との出会いを大切にしたくなりました!これからも、そういう場を一緒に作っていけたら嬉しいです。」

〈取材・文=松村/撮影=松村〉